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2:初めまして妖怪さん

 
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伝説のブロさん
グギュルルルルルルル
 
人にはっきり聞こえる大きさでお腹の音が鳴った、腹が減ってしょうがない
 
ブロさん「・・夜中腹減んないっすか~?」
 
霊夢「いや全然」
 
ブロさん「ああ・・そう・・」
 
食事・・と言っていいのか分からないものを食べたもののあれで腹が膨れるわけもなくずっと鳴りっぱなし、布団に入り小1時間、全くと言っていいほどねれる気配がない
 
ブロさん「参ったなぁ・・この生活が続きに続くんじゃ先に餓死してしまう・・妖怪に守ってもらうとか以前の問題だぞ・・」
 
霊夢「・・まあ、あなたが外でどんな暮らしをしていたのかはわからないけど確かにお腹がすくわよね、いいわ、明日里の方に行きましょう。里に買い出しに行きましょう。そうすれば明日はまともなものが食べられるわよ」
 
ブロさん「それは本当か!?」
 
霊夢「でもその代わり荷物持ち手伝って頂戴、寄っていきたいところもあるから」
 
ブロさん「ウッス!あ~やっと・・まともな食事がとれるんやなって・・」
 
そういうと急に睡魔が襲い深い眠りについた・・・
 
 
朝6時
 
霊夢「ブロさん起きなさい、里に買い出しに行くわよ」
 
ブロさん「ヴァ!?もう・・!?まだ朝の6時だというのに・・」
 
霊夢「この時間になるともう里の方も営業しているわ、ほら早く行くわよ。紅魔館によって行くんだから」
 
ブロさん「ふわぁ~・・仕事の時より朝が辛いなぁ・・」
 
幸せ異世界を楽しむはずが文句を垂れてばっかりだ、しかし心の底では充実感を感じることができていた。パソコンに向かい合い上司に頭下げていた日々とは全く違う。全く違う始まりにワクワクしていたのもまた事実であった
 
 
霊夢「歯も磨いて顔も洗ったわね?じゃあここからは妖怪が住んでいる森を抜けるわ、妖怪獣道って場所なんだけどね」
 
ブロさん「まじっすか、ちょっと不安」
 
霊夢「私がいるんだから大丈夫、それに妖怪といっても小さいな子供でも倒せる妖怪だって存在している、妖怪獣道はそこまで強い妖怪がいないからあなたでもどうにかできるわよ」
 
ブロさん「そ・・それなら安心かなぁ・・?」
 
不安を抱えながら長い神社の階段を降り森の中に入った、そこは外の世界にはない空間だった
 
ブロさん「・・・これが森の中・・明るいし空気が澄んでいる気がするよ・・。」
 
幻想郷には車が走っておらず有害物質も全く流れてこない、とても新鮮な空気が幻想郷を覆っていたのだ
 
霊夢「ブロさんの住んでいる世界では空気が汚いの?」
 
ブロさん「意識したことはなかったけど多分ね、心なしか昨日から体が軽い気がするし・・これもこの世界の空気が綺麗な証拠何だろうなぁ~、いいところだね、本当」
 
霊夢「フフ、紫が聞いたら喜びそう・・あっ、ちょい待ち、妖怪がいるわ。」
 
ブロさん「まじで!?どこ!どこ!?」
 
霊夢が指さした方向には狼がいた、しかし普通のオオカミより遥かにでかくそして鋭い目つきでこちらをにらみつけている。
 
ブロさん「おお・・!?あれが妖怪・・オオカミにしか見えないけど・・」
 
圧倒的な威圧感に声が震える、例えるならライオンが目の前にいるような状態。そんな状態で冷静を保っていられるハズがない。
 
オオカミ「ん?あっ霊夢さん、おはようございます」
 
ブロさん「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」
 
霊夢「うっさい、おはよう。この五月蠅いのは外の世界から来たブロさん、まだこっちの事をよく知らないからあんた達も幻想郷のルールとか教えてあげてちょうだい、あと襲っちゃだめよ?」
 
オオカミ「ウッス、ブロさん、よろしくお願いします」
 
ブロさん「ココ・・・コチラコソ・・」
 
霊夢「私達里の方に行くから神社の見張りしておいてね」
 
オオカミ「ウッス!お気をつけて」
 
そういい霊夢達はここを後にした
 
ブロさん「狼が喋るってどうなっているんだいったい・・」
 
霊夢「あれが妖怪よ、まあ喋れない妖怪もいるけど意思疎通できる妖怪の方が圧倒的に多いわ、この辺は気さくでああいうのが多いから仲良くなれるかもね
 
ブロさん「妖怪と仲良くやるとか想像がつかないっす・・」
 
驚きながらも妖怪獣道の森を抜け、里の入り口についた
 
 
元気なおじいさん「いらっしゃいいらっしゃい!大根安いよ~!買った買った~!」
元気なおばさん「そこのお兄さん!饅頭食べていきません?今なら一個おまけしますよ!」
 
ブロさん「おお・・これが里か・・江戸時代の様な風景だ・・!」
 
見た目はさびれておりそこまで大きな町でもない、しかしその活気は都会顔負けの迫力があった。
 
霊夢「おばちゃん、野菜貰えるかしら?」
 
野菜売りのおばさん「博麗の巫女様!ええ勿論ですとも!新鮮なお野菜いっぱい仕入れておきましたよ!」
 
霊夢「へぇ~、かぼちゃ安いわね」
 
ブロさん「どれどれ・・ファ!?かぼちゃ一個70円!?安すぎい!」
 
圧倒的な安さだ、その他の野菜どれを見ても安い、ゴボウに関しては一本5円とやり過ぎな安さだった
 
霊夢「よし決めた、かぼちゃ2個と大根4本、ニンジンとゴボウ3本ずつね」
 
野菜売りのおばさん「かしこまりました、全部で300円です!」
 
ブロさん「ハェ~すっごい安い・・」
 
霊夢「ハイブロさん!これもって!」
 
ブロさん「ファ!?ウーン・・・お・・重い・・!」
 
霊夢「だらしないわね、男なんだからこれぐらい持てるようになりなさい!」
 
野菜売りのおばさん「博麗の巫女様?そちらの男性は・・」
 
霊夢「外の世界からきた人、まだこっちのことを知らないから買い物ついでに里を案内しようと思ってね」
 
野菜売りのおばさん「そうだったんですか!いやはやよくいらっしゃいました、狭い里ですがゆっくりしていってください」
 
ブロさん「う・・ウッス!」
 
霊夢「それじゃあそろそろ行きましょ、次は肉屋さんよ」
 
野菜売りのおばさん「毎度ありがとうございました~!」
 
重い買い物かごを持ちながらブロさんは霊夢の後に続いた
 
肉屋のおじさん「いらっしゃいいらっしゃい!博麗の巫女様!今日は何をお求めですか!」
 
霊夢「そうねぇ・・一番安い肉でいいわ、それ4人分ぐらいくれる?」
 
肉屋のおじさん「へい!そしたらひき肉4人分ですね!400円です!」
 
霊夢「ハイ、品物はそっちの荷物持ちにお願い」
 
肉屋のおじさん「ヘイ!にしてもお兄さん腕細いね~、ちゃんと食べているのかい?」
 
ブロさん「まあ~最近はあまり食べていないかなぁ・・」
 
肉屋のおじさん「だらしねえな~!男は力あってこそだそ!しょうがねえからウチのメンチカツおまけしちゃうか!巫女様と一緒に食べな!」
 
ブロさん「まじっすか?ありがとナス!」
 
霊夢「やった~!ありがとうねおじさん!また来るわ!」
 
肉屋のおじさん「ヘイ!お待ちしてます!兄さんも巫女様の荷物持ち頑張れよ~!」
 
おまけでくれたメンチカツは出来立てででかかった、霊夢は笑顔で口に頬張る
 
ブロさん「・・なんだかこの里の人たちは優しいな、おまけくれたり心配してくれたり・・俺の住んでいた世界にはなかった優しさがある」
 
霊夢「この里は狭いしほとんどの人が顔を知っているわ、だからみんな家族みたいなものよ。里はまだいろんな場所に点々としているけど私はここが好きだわ。
あっ、メンチもう一個貰っていい?」
 
ブロさん「ダメ!昨日何も食べていないんだからこれで腹少しでも膨らませないと!」
 
霊夢「フフ、まあ体力つけてもらわないともてるものも持てなくなるしね。」
 
そういうと霊夢はまた歩き出した、今度は里の外に出るらしい。
 
ブロさん「あれ?もう里はいいのか?」
 
霊夢「ええ、次は紅魔館に行くわ」
 
ブロさん「紅魔館か、図書館みたいなもんかなぁ・・?」
 
霊夢「図書館?あああの本が大量にある場所ね、あれはおまけでついているわ」
 
ブロさん「・・・おまけ?」
 
 
里を出て早歩きで約15分、濃い霧の道を抜けたらそこには巨大な湖が目の前に現れた
 
ブロさん「なんじゃこの湖は!・・こんな場所が存在した何て・・ん?」
 
辺りを見回すと湖に周りに小さな少女が空を飛んでいる、しかしその背中には羽があり人間とは違う
 
ブロさん「あれはまさか妖精・・か!?しかもあんなに大量に!」
 
霊夢「へぇ~、妖精は知っているのね、妖精は人懐っこいからあんたでも好かれると思うわ。一部好戦的なのもいるけど」
 
大妖精「チルノちゃん!早く寺子屋いかないと遅刻しちゃうよ!」
 
チルノ「待って!今すぐ行くから~!」
 
猛スピードで二人の妖精が駆け抜けた、その駆け抜けた跡からは自然の香りと氷のように冷たい風が流れてきた
 
ブロさん「うおっすっげ・・あれが妖精・・」
 
霊夢「チルノと大妖精ね、まあ今は寺子屋に急いでいるみたいだし呼び留めないでおきましょう、私達は紅魔館に用があるんだから
 
霊夢が指さした先には真っ赤に染まったレンガ造りの建物が立っていた。まるでホラーゲームに出てくる風貌をしていて遠くからでもその異質さが分かる
 
霊夢「さっ、行くわよ。あんたに合せて歩いているんだから時間をつかわせないで」
 
ブロさん「だったら荷物半分ぐらい持ってくれよ~!重い・・!」
 
 
重い荷物を持ちながら湖の周りを抜けついに紅魔館の目の前にたどり着いた
 
ブロさん「・・・でかい・・!近くで見ると圧倒的迫力・・!これが紅魔館・・」
 
美鈴「むっ!怪しい奴!・・でもないですね」
 
建物に気を取られていたら門の前から声がした、門の目の前を見るとそこには長身でナイスバディの女性が立っていた
 
霊夢「美鈴、咲夜いる?いるならちょっと用があるんだけど」
 
美鈴「ええ、お嬢様のお部屋にいらっしゃるかと思いますよ。ちなみに隣の方は?初めて見るお顔ですが」
 
霊夢「ブロさんと行って外の世界から来た人なの」
 
美鈴「へぇ~!彼が外の世界から!お初目お目にかかります、私紅魔館の門番を務めている紅美鈴といいます!」
 
ブロさん「コホン・・こちらこそよろしくお願い致します」
 
霊夢「何ちょっと声色変えてんのよ」
 
美鈴「紅魔館はとても広いので霊夢さんから離れないようにしてください、あと地下室だけには絶対に行かないようにしてくださいね?」
 
ブロさん「おかのした」
 
美鈴「ではどうぞ!紅魔館に!」
 
門が開き霊夢が中に入っていく、未知の領域には果たして何が待っているのか・・!?
 
 
第二話終
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